施工管理の職務経歴書は、担当した工事と自分の役割が分かる見本から作ると整理しやすくなります。最初に工種・構造・規模・期間を書き、その現場で担当した工程・品質・安全・原価等の範囲を説明しましょう。履歴書は経歴の一覧、職務経歴書は仕事の内容を伝える書類として分けます。
施工管理の職務経歴書 Wordテンプレートをダウンロード。登録不要で編集できます。工事実績と担当範囲の記入欄を用意しました。採用企業に指定の様式がある場合はそちらを優先してください。
工事実績の記入見本
次は説明用の架空例です。応募者本人の実績ではありません。数値や担当業務をそのまま写さず、開示できる事実に置き換えてください。
表は横にスクロールできます。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 工事と構造 | 共同住宅の改修工事/RC造 |
| 規模と期間 | 地上5階/2023年4月〜2023年12月 |
| 立場 | 現場担当者の補助。主任技術者の配置経験はなし |
| 工程 | 週次の工程打合せ資料の作成、協力会社への予定確認 |
| 品質 | 検査写真の撮影・整理、不具合の記録と担当者への報告 |
| 安全 | 朝礼資料の準備、安全巡回への同行と記録 |
| 原価 | 担当経験なし |
| 対応した課題 | 写真の撮り漏れを防ぐため、撮影箇所を担当者と事前確認 |
工事の請負額や顧客名など守秘義務のある情報は、社内ルールに従って匿名化・省略します。工事全体の成果を、自分だけの成果として書かないことも大切です。
職務経歴書に書く順序
- 職務要約:経験した工種と役割、応募先で活かしたい経験を短くまとめる。
- 在籍歴:会社名、在籍期間、雇用形態、所属と役職を書く。派遣の場合は雇用主と配属先の説明を分ける。
- 工事実績:主要な現場を選び、工種・構造・規模・期間・立場と担当範囲を表にする。
- 資格・使用ツール:正式名称と取得年月、CADや写真・工程管理ソフト等の使用経験を書く。
- 自己PR:課題、実際に取った行動、確認できる結果をつなぎ、応募先の仕事との関係を説明する。
資格は技士と技士補を区別し、取得予定は未取得であることと予定時期を明記します。施工管理資格の種類と段階で名称を確認できます。証明できないコスト削減率や工期短縮を創作しません。
経験別の職務要約の作り方
経験者なら、現場数を羅列するより、応募先の工種に近い経験と責任範囲を先に書きます。例えば「改修工事の工程調整を中心に担当。協力会社の予定確認と検査対応を経験」とし、規模や年数は自分の事実で補います。
職人からの転職では、施工技術に加え、段取り、図面の確認、若手指導を管理業務にどう活かすかを記載します。管理未経験の範囲は、入社後に学びたいこととして分けてください。職人経験の伝え方で整理しています。
派遣からの転職では、雇用主の在籍期間と各配属先での業務を区別します。直接雇用への転職手順も参考になります。例文は説明方法の例で、取材した人物の発言ではありません。
補足の確認事項・支援事例を読む
履歴書と工事経歴書との違い
表は横にスクロールできます。
| 書類 | 主な役割 | 確認すること |
|---|---|---|
| 履歴書 | 学歴・職歴・資格などの一覧 | 年月と会社名・資格名の一致 |
| 職務経歴書 | 経験した仕事と担当範囲を伝える | 応募先の仕事内容に関係する実績 |
| 転職用の工事実績一覧 | 担当現場を補足する | 開示範囲、本人の立場と業務 |
| 受検・許可等の公式書類 | 制度上の証明・申請に使う | 公式様式・要件・証明者 |
本記事のWordテンプレートは転職用です。施工管理技術検定の実務経験証明や、建設業許可等の工事経歴書に代わるものではありません。履歴書の希望欄には、本当に必要な勤務地・入社時期等を簡潔に書き、面接で確認する事項と区別してください。
提出前に点検すること
- 履歴書と職務経歴書で在籍年月・資格名が一致している
- 現場全体の成果と、自分が担当した業務を区別している
- 守秘情報と、根拠のない数値・肩書きが入っていない
- 応募先の工種と役割に関係する経験を先に示している
- 誤字、見切れる表、読みづらい改ページがない
面接に向けて志望動機、面接と自己PRも整理します。応募先の施工管理求人を読み、自分の経験と募集要件を照合してから提出しましょう。
編集:セコカンjob編集部/制度・掲載資料の確認日:2026年10月9日。個別の雇用条件は求人票・労働条件通知書・雇用契約で確認してください。



